スロット公論(弐ノ巻)

【世界のカジノのスロット台について】弐ノ巻

今回はカジノにあるスロットマシンについて触れて行く。

日本でもカジノ法案が可決し恐らく2022年にはオープンする土地も決まるであろうと言う密かにメディアではあまり公にはしないが誘致活動も行っているのが現状。

有力候補としては…大阪と神奈川(横浜)と愛知(名古屋)東京(台場)千葉(幕張)北海道(苫小牧)辺りが有力候補とされている。
※他にも候補はある

実際には問題点も数多くあり、国営なので…運営する人間が財務省や金融庁の天下り先になる恐れがあったり、カジノ店の周りの治安が悪くなる。日本人の入場制限(のめり込み)などが考えられる。

カジノの事業参入も3社と国で定めており…国内からは「セガサミー」と「ユニバーサルエンターテインメント」と外資系企業が1社なのでは無いか？と言うのが現状濃いお話。

前置きが長くなってしまったが本題に入る。

ざっくり言ってしまうと…

・設定の概念がまずない
・日本のパチスロの低設定もしくはそれ以下の機械割
・過去最高当選額はラスベガスで43億円
・ジャックポッド当選率は約5000万分の1で宝くじの1等当選の更に5分の1

と言うお話。

まずスロットの仕組みが分からない人の為に理解して欲しいのだが…スロットをする上で最も重要な指標に「機械割(ペイアウト率)」がある。
単純に機械割とは理論上どれだけ勝てるのか？を表す指標で下記の計算式で算出する。

機械割＝総払出枚数÷総投入枚数×100

「機械割」が高ければ理論上勝てる可能性が高くなり逆に低いと負ける可能性が高くなると理解して貰ったら簡単かも知れない。なので設定が6段階あって(例外あり)設定6に近ければ近いほど機械割も高いのである。

※今の日本のパチスロの現状は高設定なら勝てる。と言うよりも高設定の方が負けにくいと言う認識の方が正しいのかも知れない。

例:機械割97%の台を1日中打ったとして(8000回転)と仮定
720枚のマイナス

金額に換算すると等価で14400円の負けだが消費税の増税により「46枚貸し」の交換率の低下や「52枚交換」で算出が若干ズレるので上記よりも負けが大きくなる可能性もあるのである。

これを注釈で関係するので覚えて貰いたい。

かなり前置きが長くなってしまったがいよいよ本題のカジノのスロットマシンのお話。

カジノのスロットには設定と言う概念と技術介入の要素は無い。ただ機械割と言う概念は存在する。

カジノのスロットマシンは大きく分けると…
「フラットトップ型」
「プログレッシブ型」
の2種類のみになる。

フラットトップ型とは「平行＝平らな頂点」と言う意味で賞金額が予め決まっているもの。

プログレッシブ型とは「進行」と言う意味で賞金額は増え続けていくもの。プレイヤーの投入する金額の数%が積み立てられていき、ジャックポッドに当選した1人が今まで積み立てられた全ての賞金を獲得する仕組みになっている。

ラスベガスのカジノのプログレッシブマシンの機種「メガバックス」はジャックポッドの賞金が1000万$(約11億円)からスタートする一攫千金マシンなのはかなり有名。

過去最高ジャックポッド当選額は最初に記載した2003年にエクスカリバーで出た約43億円である。機種はメガバックス

※ちなみに原則、外国人は30%の税金が引かれる。
一括で受け取るか分割で受け取るかは当選者が選べるが一括だと金利やその他差し引かれるので賞金額が半分になってしまう。分割での受け取りが得策。

こんな夢のような話をしたところで現実的なお話を。

このメガバックスと言う台のジャックポッド当選確率だが…約5000万分の1とのことで日本のジャンボ宝くじの1等が当たる確率の更に5分の1と言うかなり狭き門なのだ。

次に設定の概念が無いと説明したが各カジノごとの同一マシンの機械割全て同じ設定で日本のパチスロのように出る台と出ない台と言った「設定差」はつけられない規約になっている。その為カジノ側が出来る事はスロットマシンをメーカーに発注する際に当局が定める範囲で機械割を指定することくらいなのである。

と言う事は……各国ごとのカジノごと、機種ごとに機械割が固定され、必然的に勝ちやすいカジノ＆勝ちやすい機種が存在すると言うことになる。これが唯一の技術介入と言える。

と言っても最低で85%〜最高でも97%がMAXなので辛い。
凄い辛い。

カジノがある国ごとの機種の機械割は提示しなければ行けないルールなので調べてから行くのが無難ですかね。レートが高ければ高いほど機械割は一応優遇されている。

海外旅行などで遊ぶ際の参考程度にして貰えると幸いです。日本のカジノはどうなる事やら…

また次回。